日々の疲れを癒し、リラックスするために欠かせないのがお風呂時間。そのバスタイムをより充実させるために、多くの方が入浴剤を活用しています。
しかし、入浴剤にはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともありますよね?
この記事では、入浴剤の種類・成分・効果・特徴・選び方を詳しく解説し、あなたに最適な入浴剤の選び方をサポートします。自分にぴったりの入浴剤を見つけて、よりリラックスできる快適なバスタイムを楽しみましょう!
目的に合わせた入浴剤選びができるようになるので、ぜひ参考にしてください!
入浴剤とは?効果と種類解説!

入浴剤は、医薬品医療機器等法(薬機法)によって「有効成分が溶けた浴槽の湯に入浴することにより、温浴効果と清浄効果が認められているもの」と定義されています(参考:厚生労働省)。
また、入浴剤は「医薬部外品」と「化粧品」の2つに分類されます。
- 医薬部外品
あせも・荒れ性・うちみ・肩こり・くじき・神経痛・しっしん・しもやけ・痔・冷え性・腰痛・リウマチ・疲労回復、ひび、あかぎれなどに効能効果が認められているもの。 - 化粧品
皮膚を清浄にする。皮膚をすこやかに保つ・皮膚にうるおいを与える等の効能・効果が表示できるもの。
入浴剤の歴史は古く、薬湯や温泉文化から派生し、明治時代に「入浴剤」として初めて商品化されました。
入浴剤のメリットとは?肌への負担を軽減する方法
一番風呂は体に悪い? その理由と対策
「一番風呂が体に悪い」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
その理由として、浸透圧の作用が関係しています。

日本の水道水は軟水で、ミネラルが少ないため、湯船の水は成分が薄い状態です。対して、人間の体内はさまざまな物質が含まれており成分が濃い状態。そのため、水が角質層に浸透しやすく、角質の保湿システムが崩れて乾燥肌を招くことがあります。
残留塩素とは?肌への影響と対策

日本の水道水には殺菌のための塩素が含まれています。この塩素は皮膚のバリア機能が低下していると刺激となり、肌荒れの原因になることも…。
2つの問題を解決してくれるのが入浴剤
先述した2つの問題を解決してくれるのが入浴剤なんです。
①浸透圧の問題
→入浴剤を入れることで成分がプラスされ、角質内に水分が入りにくくなる。
②残留塩素の問題
→ビタミンC入りの入浴剤を使うことで塩素を除去できる。
乾燥肌や敏感肌の方は、入浴剤を活用することで肌の負担を軽減できる可能性があります。
【種類別】入浴剤の効果と特徴を徹底解説

無機塩類系
・目的:温熱効果、皮膚洗浄
・主な成分:塩化ナトリウム(食塩)、硫酸ナトリウム(芒硝) など
・剤形:粉末、顆粒
こんな人におすすめ→冷え性や疲労感を和らげたい方、発汗を促進したい方。
炭酸ガス系
・目的:血流促進、皮膚洗浄
・成分:炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム(重曹) など
・剤形:錠剤、粒上
こんな人におすすめ→血行を促進し、肩のこりや腰の疲れを和らげたい方。
生薬系
・目的:温熱効果、皮膚疾患の改善
・成分:ウイキョウ、オウバク、ジュウヤク など
・剤形:粉末、顆粒、液体
こんな人におすすめ→自然由来の成分でリラックスし、肌の調子を整えたい方。
酵素系
・目的:皮膚洗浄
・成分:無機塩類、パパイン、パクレアチン など
・剤形:粉末、顆粒
こんな人におすすめ→毛穴の汚れや古い角質を除去し、肌をすべすべに保ちたい方。
清涼系
・目的:清涼感、さっぱり感
・成分:炭酸水素ナトリウム(重曹)、メントール など
・剤形:粉末、錠剤
こんな人におすすめ→暑い季節やスポーツ後に、さっぱりとした入浴を楽しみたい方。
スキンケア系
・目的:皮膚保湿
・成分:液状ラノリン、ホホバ油
・剤形:液体、粉末
敏感肌で、入浴後の保湿を重視したい人
こんな人におすすめ→乾燥肌や温泉系
・目的:温泉を家庭で楽しむ
・成分:各地温泉の湯の花
・剤形:湯の花
る方。
こんな人におすすめ→自宅で温泉気分を味わいたい人、温泉成分によるリラックス効果を求めまとめ

この記事のまとめ
浸透圧の問題や残留塩素の刺激を軽減できる可能性があるため、自分の肌質に合った入浴剤を選ぶべし!
正しく入浴剤を活用して、より充実したバスタイムを送ってくださいね!
お風呂好きにおすすめ!
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